奈留島の好きなところ
奈留島のヒトが好き
奈留島の人はとにかく優しい人が多いです。
穏やかで、大きな声で話す人もいません。
いつもニコニコしている人が多いです。
私のようなよそ者でも温かくウエルカムで迎えてくれる大らかな人たちです。
派出所のおまわりさんは、島民2000人全員の顔と名前を覚えると頑張っていますし、市役所の職員や商工会の職員も、みんな一緒にいろいろなことをしています。
休日のボランティアも当たり前で、それを嫌がったり、めんどくさがる人はいません。
困っているとすぐに手を貸してくれ、新鮮な魚や貝のおすそわけもたくさんいただきます。
奈留島の人の優しさに触れていると自然に自分も笑顔になり幸せを感じられます。
奈留島のモノが好き
五島列島の郷土料理で「かんころもち」というのがあり、奈留島のかんころもちは特別においしいです。
また、「まんまるあじ」という養殖のアジも人気で、島民でも買うことができない商品があります。
七福芋というメロンと同じ糖度の芋があり、これで芋焼酎を作っています。
きれいな海は日本産のアコヤ貝の天然稚魚が豊富で、通常7~8ミリのものなのに、10~13ミリの大きな真珠を養殖できるものすごい職人さんもいます。
世界遺産の江上天主堂は信者の人が苦労をして手作りで作ったそうですが、ステンドグラスが高価だったので手書きですし、柱の木目も手書きです。
手作りの温かみのある教会で、そこにいるだけで心が休まります。
海がきれいなので、のんびり見るのもいいですし、細長い島なので、朝日も、夕日も見ることができます。
都会に較べたら多くのモノはないですが、奈留島にしかないモノがあり、奈留島でしか見られない景色があります。
奈留島のコトが好き
島では時間がゆっくり流れるので、のんびりできます。
船でしか島を出られないので、移動する人は時間に余裕をもって行動するし、急いでいる人がいないので、自分も急がずにいられます。
高校生の持久走大会は島の一大イベントです。
島民みんなが道路に出て、旗を振ったり、家の前に椅子を出したりして子どもたちを応援します。 郵便局の職員も、仕事中なのにみんな道路に出て、とってものどかです。
子どもたちは小学校から高校まで一貫教育で、運動会も合同です。 運動会の日もたくさんの島民の人が応援に行っていました。最後のリレーは小学校1年生から高校3年生までバトンがつながり、見ごたえがあります。
島の子供たちは少ないので、離島留学生を受け入れています。 島の里親さんの家から学校に通っていて、高校生は半分(27人中15人)が離島留学生です。
子どもたちは島民みんなで育てているというような感じがします。
船の汽笛と、波の音と、鳥の声と、草木が風に揺れる音ぐらいしか聞こえてきません。 自然の音ってこんなに心地良いと実感できます。
まだ私が知らない奈留島の魅力や、これからみんなで作っていく奈留島の魅力を奈留島研究所(なるらぼ)は発信していきます。